意外な原因

お客様より
「デスクトップPCでWEB会議システムを使っているが、最近になって
相手の声が途切れたり、空白になったりして内容が聞き取れず、
会話ができない。困っているのでなんとかしてほしい」
という依頼を受けました。

お客様先に伺い、パソコンを見せていただいたところ、
WEB会議で使用するアプリケーションのCPU使用率が
常に90~100%となっていました。
これは、このパソコンの持つ性能すべてを、
このアプリケーションを起動させるためだけに
費やしているということを意味し、これでは声がうまく
聞き取れないのも当たり前です。

後日、パソコンをお預かりして、検証に入りました。
まずは、システムエラーのチェック。影響を与えているソフトのチェック、
いずれも問題なし。非常に綺麗に使われています。

ウイルスのチェック。いくつかのウイルスが検出され、駆除を行いましたが、
直接アプリケーションに影響を与えるような類のモノではありませんでした。

そこで未使用ハードディスクを使用し、
工場出荷初期状態(パソコンを購入直後の状態)に戻してみました。
お客様は、もともとこのパソコンでWEB会議システムを使用していたので、
当然、これで問題なく使えるはずです。

が、結果は変わらず・・・、症状はまったく改善されません。

ということで、ハードウェア(パソコンパーツ)に問題があると考え、
お客様のPCの温度を測定。
なんと、CPUの平均温度は105℃、PC筐体内部の平均温度は80℃、と
いずれも水の沸点を超えた温度、緑茶を入れる最適温度、と
非常に高温になっていました。

PCのカバーを開け、CPU冷却ファンをはずし、中をのぞくと、埃がびっしり。

特に、ヒートシンクというCPUを冷却するための金属製パーツに
埃が大量に張り付いていた為、これを徹底的にクリーニングしました。


クリーニング前


クリーニング後

その後、再計測したところ、
CPU平均温度は50℃、PC筐体内部の平均温度は40℃となり、
WEB会議で使用のアプリケーションもCPU使用率も50~60%と改善され、
本来のパフォーマンスに戻り、相手の声も途切れることなく
スムーズに会話ができるようになりました。

つまり、PC内部の埃により、放熱効率が著しく悪化し、
CPUが常に高温の状態にさらされ、CPU本来のパフォーマンスが
発揮できていなかったのが、今回の原因でした。

また、冷却ファンが常に高速回転し続け、高音の風切り音が
発生していましたが、CPU温度が安定したことにより、
ファンの回転数が落ち、静音化にもつながりました。

私たちは、パソコンの修理だけでなく、メンテナンス、
クリーニング作業も承っております。

快適なパソコンを保つためにも、
「あれっ調子が悪い」「いつもとなにか違うな」
と思ったら、お気軽にご相談下さい。

Outlook Expressのメールが突然消えた

正月休みにOutlook Expressのトラブルのサポート案件
が2件続きました。

1件目は送受信の際にパスワードの入力を求められる、
2件目は保存していたメールがいつの間にか消えてしまう
というトラブルでした。

実は多くのWindowsユーザーの方が利用している
Oulook Expressのファイルは非常に壊れやすいのです。

壊れる原因はいろいろありますが、
・大きな添付ファイルを受信したとき
・Outlookの終了時に異常終了したとき
に問題が発生することが多いように思います。

最近のブロードバンドの普及で10MB以上の添付
ファイルを平気で送受信される方がいますが、
これが問題です。

メールにファイルを添付する場合、容量
は2MB程度に抑えることをぜひ心がけてください。

これ以上のファイルを送受信したい場合は、
・FTPなどでサーバーにアップロードし、そこから相手に
ダウンロードしてもらう
・大容量ファイル転送サービス
などを利用するようにしてください。

大容量ファイル転送サービス
■宅ふぁいる便
http://www.filesend.to/

 

PLCアダプター

インターネットに接続できないとのお問合せがありサポートに伺いました。

伺ってみるとADSLモデムが1階、パソコンが2階にありPLC
アダプターを利用してホームネットワークが構築されていました。

PLC(Power Line Communication:高速電力線通信:以下PLC)とは、
従来まで電気を送るだけだった家庭内の電気配線(電力線)を
LANケーブルがわりに使って、ネットワークを実現する通信方式です。
その際電源コンセントを介して電力線に通信信号を出し入れするための
アダプターがPLCアダプターです。

症状を確認したところPLCアダプターのリンクランプが消灯して
いましたので設定がうまくされていないかと思い、子機を親機のある
部屋へ持って行き再設定。
ランプも正常に点灯したのでこれで大丈夫かと思い、再度設置されて
いた場所に戻してみると、またランプが点灯しませんでした。

そこでコンセントのさす場所を変えてみたところPLCランプが正常に
点灯しました。
今回の場合、コンセントのさす場所によって接続出来るコンセントと
出来ないコンセントがあったようで、配電盤が問題のようです。

また、PLCアダプターは雷防止の付いたタップを使うと接続できない
との注意書きがあります。パソコンの周辺はコンセントがたくさん必要
ですし、雷でパソコンがダウンしたら困るので、雷サージがついている
タップを使うのが一般的です。

今回のお客様はPLCアダプターの利用を止め、無線ルータ利用して
インターネットに接続することになりました。

ホームネットワークを構築する際には、機器購入の前に是非ご相談下さい。