Windows XPのちょっと古い機種です。とある日にうんともすんとも言わなくなってしまったとのこと。
外観は非常に綺麗で大切につかっていることがわかります。
マシンを預かり、検証したところ、マザーボード(ベースとなる基盤)の交換が必要とわかりましたが、普通にメーカーにおくると4~5万かかる高価な作業になるため、中古を利用することにしました。
ヤフオクで購入した全く同じ機種。 (右)
同じ白でもヤニで茶色くなってます。
早速バラして、マザーボードにアクセスを試みます。
ソニー特有の妙なCADデザインにより、ほぼ全てのパーツ、ケーブルを取り外すことに・・・。予想以上に大掛かりな事になってきて心が折れそうになります。
取り出したマザーボード。
PCに組み込みます。その後、はずしたケーブル、パーツを元通りに組み込みます。
CPUの付け直し。
すべて組み上げる前に、起動するか試します。心が戻りました。
不要なアナログTVチューナーPCIカードを外し、リソースを稼ぎます。
中古PCのフタを流用します。素晴らしい。
完全に組み上げてもう一度起動させてみます。立ち上がりました。
中古パーツの利用はメーカーサポート修理では有り得ません。どんなに古い機種であっても、価格は初期設定のまま下がることはありませんし、5年経つと修理できませんと断られるケースも珍しくありません。
小さく小回りの利く会社だからできる方法です。
あきらめずにお電話いただいたお客様に感謝です。