というお客様からのご依頼。
パソコンはiiyama製のタワー型デスクトップPC。
実際にBIOS画面(パソコンそのものに備わっている機能)にて確認すると、
CPUの温度が88℃と高温でかなり危険な状態に。
パソコンを開けてみます。
Intelシールが貼られているファンの下にヒートシンク(CPUを冷やすための金属)とCPUがあるのですが、
このヒートシンクとファンがなんとグラグラします。ちゃんと固定されていません。
ガタガタと揺れるヒートシンクを外してみると、CPUに塗布されているグリースがカピカピになり、まったく意味をなさない状態になっていました。これではまともにCPUを冷却することができません。
逆によくこの状態で熱暴走することなくそれなりに動いていたものです。
乾ききったグリースを取り除き、
改めてグリースを塗り直します。
ざっと塗り拡げて、
CPUにヒートシンクをしっかりと密着固定します。
ここがしっかりと密着していないとCPUの冷却ができません。
再度パソコンを立ち上げてみます。
いかがでしょうか。温度が大分落ち着ついたことがわかると思います。
そもそも動かすことのない重いタワー型パソコンのヒートシンクとファンがなぜグラグラになって取れかけていたのでしょうか。
原因が気になるところですが、今回の結果にお客様大変ご満足されていましたので、今回はこれでサポート完了となりました。