新規のお客様のサポート。
「ハードディスクが満杯になりそうなので、外付けハードディスクドライブを購入した。だけど実際何をどうすればいいのか、正しいかどうか判断がつかないので手伝ってほしい」
とのご依頼。
お伺いしたところ、パソコンは2008年発売の富士通Core2Duo/WindowsVista モデル。
この時期のPCであれば、動画でも扱わない限りディスクが満杯になることはそうそうありません。
ただ実際、確認してみると、確かに残りわずか1.2GB。領域不足の警告も定期的にポップアップしお客様の不安を煽ります。
この機種、ハードディスクは320GBと十分な容量なのですが、Cドライブは、わずか30GB、そして残りの領域は全てDドライブとして構成されていました。
マイドキュメント、キャッシュ等のデータをユーザー自らがDドライブに再配置しなければ、30GBなんてすぐに埋まってしまいます。
( お客様PCのハードディスク構成 )
実際、このような無茶な割り当てをしているメーカー・機種他にもありますので、購入してから困っているユーザー結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ということで、パーティション変更ソフトにて、C・Dドライブの割合を以下のように変更しました。
メンテナンスの見地からすると、ハードディスクのパーティションを切るというのはあまり意味がないと思っていますので、Cドライブのみの構成にしようとしたところ、メーカー独自のリカバリーディスク作成ツールがディスク作成時に使用する一時ファイルの格納先がDドライブしか指定できない、という縛りがあったので、Dドライブは最低限のサイズのみの割り当てを行い、後はCドライブにすべて割り当てました。
今後、このPCで領域不足を心配されたり、意識されたりすることはりすることはないでしょう。