ハードディスク(以下HDD)をSSDへ換装させ、
PCの性能(スピード)が大きく向上しましたが、2010年6月現在では、
容量が少ない・性能が劣化する・そして寿命が突然尽きるという
大きデメリットを抱えています(突然寿命が尽きるというのはHDDも同じですが)。
INTELのサイトに詳しく載っていますが、要はWindowsでファイルを削除すると、
実質データが消えるわけではなく、「この領域は上書ししてもOK」という旗を立て、
そこにデータを上書きしていくという仕組みですが、SSDはこの旗を認識することが
できず、まっ更な土地にデータをどんどん書き込んでいく使用のため、次第に性能が
劣化します。
その劣化を最低限に抑えるため、以下の作業を実施します。
・デフラグの使用停止、スケジュール設定オフ ・システム復元停止、あるいは最大サイズを調整 ・Windows Update の自動更新オフ ・ドライブ書込キャッシュ無効 ・インデックス作成を無効に ・ページングファイルの移動 ・「8.3形式ファイル名の自動生成」の無効 ・「NTFSの最終アクセス日時の更新」の無効 ・電源管理・休止を無効化 ・マイドキュメント含むユーザーフォルダを別ドライブへ移動 ・インターネットのキャッシュを別ドライブへ移動 |
ディスクアクセスが頻繁に起こる機能を無効に、そして
ディスクアクセスが頻繁に起こるデータを別ドライブのHDDへ移動します。
と、なかなか面倒ですが、末永く・安定して使うためには必要な措置と言えます。
ですが、それでも不要データはどんどん溜まっていくでしょう。
このSSD、サイズあたりの単価はまだまだ高いですが、
それでも、敢えて割高なインテルを選択したのは、
この不要データ蓄積を解消し、性能劣化を防ぐユーティリティ、
SSDマネジメントツールを公開していること、そして
あえてデメリットを自らが語り、わかりやすい日本語を用いて
理解してもらおうという姿勢があらわれていたからです。
ほぼ英語直訳オンリーの意味不明な日本語が並ぶ
インテル日本法人にしては非常に珍しく、SSDカテゴリーに
力を入れているということではないでしょうか。
SSDマネジメントツール、「INTEL SSD ToolBox 」をインストールし、
INTEL SSD Management Toolを選択し、RUN(実行)をクリック。
環境によりますが、約15分~40分で完了します。
1週間に1回推奨とのことです。