というお客様がご来店。
パソコン操作中にコップに入ったお茶をキーボードに思いっきりこぼしてしまったとのことです。
即座にパソコンの電源を落とし、すぐに当店へ連絡したとのことです。
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ご持参いただいたパソコンはマイクロソフト製のモバイルノートPC。
キーボード表面は、お客様自身で時間をかけてクリーニングされたということで、液体をこぼした痕跡がほとんど見受けられませんでしたが、パソコン底部を開けてみると、
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内部が若干、濡れているということがわかります。
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さらに約30個のビスをはずし、奥へアクセスすると、
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さらに液体が濡れ広がっていました。
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キーボード内部も濡れていたので、クリーニングを兼ねてドライをかけます。
念の為、
一昼夜、さらにパーツをバラバラにし、自然乾燥させます。
そしてようやく電源を入れます。
無事起動しました。
水濡れに非常に弱いキーボードも問題がなかったので、翌々日にお客様にご返却することができました。
今回のポイントは、
お客様が、お茶をこぼした際、
「即座に電源を落とし、自己判断で再び電源を入れなかった」こと。
素人判断で再び電源を入れ、基盤をショートさせ故障してしまうのが大体のパターンなのですが、
今回お客様はそれをひたすらに我慢されたこと。これが非常に大きかったです。